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2009年5月 1日 (金)

練習問題紹介

 こんにちは、判例案内人です。

 好評進行中の最短合格ゼミから、判例を素材にした論文向けの練習問題を抜粋してご紹介します。

 今回ご紹介する練習問題は、インクタンク事件(最高裁平成19年11月8日判決)をベースにしたものです。

【問い】
 特許権者等が我が国において譲渡した特許製品につき加工がされ、加工後の製品が販売された場合に、特許権者は特許権を行使することが許されるための要件を説明せよ。

【解答例】
 特許権者等が我が国において譲渡した特許製品につき加工や部材の交換がされ、それにより当該特許製品と同一性を欠く特許製品が新たに製造されたものと認められるときは、特許権者は、その特許製品の販売について、特許権を行使することが許される。

 特許製品の新たな製造に当たるかどうかについては、当該特許製品の属性、特許発明の内容、加工及び部材の交換の態様のほか、取引の実情等も総合考慮して判断するのが相当であり、当該特許製品の属性としては、製品の機能、構造及び材質、用途、耐用期間、使用態様が、加工及び部材の交換の態様としては、加工等がされた際の当該特許製品の状態、加工の内容及び程度、交換された部材の耐用期間、当該部材の特許製品中における技術的機能及び経済的価値が考慮の対象となるというべきである。

 今回は以上です。

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